さて、令和 3 年 9 月 30 日発出の通知の通り、医師の働き方改革の一環として医療関係職
種のタスク・シフト/シェアが推進され、言語聴覚士に関する 4 項目についてはすでにタス
ク・シフト/シェアが行われています。今回はこのタスク・シフト/シェアによって言語聴覚
士の業務がどのように変化したか、その実態把握を目的に調査を実施いたします。
今回の調査結果は、言語聴覚士の需給調査※の補足資料を作成する際に使用させていた
だきます。言語聴覚士の需給ならびに業務に関わる調査は、タスク・シフト/シェアによる
今後の職域拡大に関わるだけでなく、人材確保および処遇改善に関わる重要な調査です。全
国各地の実態を把握することが肝要であり、多くの会員の皆様の回答を集める必要があり
ます。調査へのご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※厚生労働省労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進
研究「医療専門職の実態把握に関する研究」
医療専門職の実態把握に関する研究 | 厚生労働科学研究成果データベース (niph.go.jp)
記
調査の目的:言語聴覚士が担うタスク・シフト/シェア 4 つの項目について、
①意識開発・啓発、②知識・技術の習得、③余力の確保
の 3 点について実態を把握するとともに、推進するための課題を把握する。
4 つの項目以外に今後検討すべき具体的項目について意見を集める。
調査の方法:Google forms を用いて、協会ホームページまたは下記 URL から回答する。
https://forms.gle/s2eA1Y2eYfFEoqCe7
回答は 1 施設 1 件とし、原則として言語聴覚療法部門の責任者の方に回答を
依頼します。
調査期間:令和 5(2023)年 7 月 15 日から 8 月 15 日(1 か月)
参考:言語聴覚士に関わるタスク・シフト/シェアの 4 項目
○リハビリテーションに関する各種書類の作成・説明・書類交付(リハビリテーション総合実施計画書、計画提供料に関わる書類、目標設定等支援・管理シート等)や非侵襲的検査の定型的な検査を説明する。
○医師又は歯科医師のプロトコールに基づき侵襲性を伴わない嚥下検査を実施し、その検査結果について客観的に解釈し、医師に報告する。
○嚥下訓練・摂食機能療法において、患者の嚥下状態に応じた食物形態等を選択する。
○高次脳機能障害(認知症含む)、失語症、言語発達障害、発達障害などの評価に必要な臨床心理・神経心理学検査項目の提案、実施及び検査結果を解釈し、医師に報告する。
問い合わせ先 : pref@japanslht.or.jp
ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。
担当:黒羽